「循環器」です。 弊社は手術映像も沢山撮影をしており、私も数えきれないくらい術場経験をしました。特に心臓は好きな臓器。オープン手術で心膜を切開し、拍動する心臓が顔を出したときにびっくりしている(私にはそう感じます)様子は愛しく「明るくてびっくりしたね」と心の中で思っています。心停止してから手術が終わり再拍動を始めるといつも感動しますね。最近はオフ・ポンプ(心臓を止めない)も多いですが。
青:ドクター論文用 紫:ドクター学会用 緑:パンフ等印刷物 橙色:医学書籍 灰:ホームページ・映像挿入
心臓は弾力と張りのある筋肉ですが、脱血をすると容易に拳上・展開することができます。基礎解剖資料にこだわると硬めに作成することがある為、 術場・映像などで観察する方法がいいと思います。
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臓器はおさまる場所におさまっている。当たり前ですが良くこんなにお腹に入っているものです。 自分の身体を観察してこの辺にはこの臓器 となると血管はどのように走行している などと考えるのも楽しいものです。
「呼吸器」です。 肝臓もそうですが肺の中は実に複雑です。気管支の分岐・走行する動静脈・リンパ節を解剖学的に理解する必要があるのですが、 まぁー私も苦労してます。 開胸でも内視鏡でもすぐにこの気管支は左の下のどの部分とは解りません。 ドクターはすごいですね。
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肺はいつも危険にさらされている臓器です。ダイレクトに空気が入ってきます。もちろん鼻・咽頭・気管支等には守る仕組みがありますが。 空気がきれいな所にお住まいの方はうらやましいです。
昔、かなり上から目線的なオーダーがありまして。。数少ない神経細胞をフル回転させて考え 眉間に力が入っていたとき。。「できますぅ~?」との軽い問い掛けにおもわず「私 手が早いですよ」とお答えしましたら 「えっ?」担当者の目が丸くなり首が後ろにのけ反ったんです。 「えっ?早めに仕上げることが できるという意味ですが、、」安心した担当者のお顔。 はっはは~。。ほほほっ。。と打ちあわせ進めました。。。 まぁ~手は早いですけどね。。 えっ?
20代後半~30代前半 ハードな仕事量で休みなし10時・11時くらいまでの作業をしていた頃(今ではブラックというんでしょうね)さすがにストレスがたまりその辺の雑誌を手でさいて(真っ二つ)発散してました。私の回りに雑誌やら電話帳。 社長がウロウロしていたら女子ディレクターが「そばに近寄らない方がいいですよぅ~ さかれちゃいますから」。。。社長はすみやかにその場を離れていきました。 女子ディレクター「さいちゃってくれた方が良かったかな~」。。う~ん 若かったあの頃 皆明るく病んでいたよね。
ぼう大学病院に打ちあわせの為、2人で出かけました。 受付で会社名と名前 どこぞの先生と打ちあわせ等記入し中へ。。。 医局は割と一般の方が解りにくい所にあります。 打ちあわせ時間にまだ5分ほどあり下の階で時間調整のためボーッとしていましたら 若いドクターが歩いてきて「面会ならあちらの棟ですよ~」と注意されてしまいました。 いやっ。。そうでなくて医局へ という言葉が出ず、思わず「ハイ」と言って しまった自分がなさけない。。 まぁ~2人とも見た目は患者さんのお見舞いにきたと思われてもしょーがない格好でした。。。しかも紙袋持ってたし(中は資料)
私が(又は私達、営業は別です)打ちあわせに行く際はスーツなるものを着て行きません。もちろん失礼のない格好はしますけど、たかが絵書きなので。 今は禁止になりましたが医局の前の廊下ではMRさん達がスーツ姿でビシッと並んで先生との打ちあわせ時間を待っておりました。 そこに変なやつが来てMRさん達の前を通り医局に入っていくものですから「おまえは何だ」という目で見られてましたね。 たかが絵書きですけど。。。何か?
外科の先生方が簡単に描いて説明をしてくださる(論文などで) ラフラインには絶対的なラインがあります。 「なるほど。。ここが重要なのだ。だからこうなるのだ」と理解できた喜びは脳みそを刺激します。 先生との打ちあわせの際はつねに謙虚でいます。相手はプロ。ええかっこしいはすぐバレますよ。 お話を聞きだしていくと、どんどん笑顔になり色んな話をして下さいます。 素直な気持ちで学ばせていただき、知識を増やしましょう!
ネット等で多くの情報を調べ勉強することも多いと思います。 が。。 間違っている情報も多々ありますよ。 解剖学も色んな種類の本がありますしね。 今描きたいイラストではどれが正しいに近いかを考えることが大切です。 何故なら写真なら人(男性・女性・年齢・体系)が違う イラストであれば描いた人が違う 等々 何がどう違うのか、考えましょう! 考えすぎて死んだ人間を私は知りません。
10年以上前に左手 橈骨と舟状骨を骨折しました。 めったにないチャンスとばかりに手術受けまーす! 後で手術映像とればよかったと激しく後悔。 初めての全身麻酔 ワクワク で、プレートを入れたのですがその後が甘かった。 本当に手首とか指が動かなくなるんですよ。曲がらない。 リハビリに何度も通い、自宅でも湯船の中で右手の動きとシンクロさせながら「ほ~ら 右手君はこれだけ曲がるよ」などと左手のリハビリ。 名付けて「ミラーギョムギョム」 それから一年 ドクターからプレート取る? と言われ はい! そりゃー経験するでしょ! 全身麻酔で手術→動かなくなる→また「ミラーギョムギョム」 ひぃ~~っ!
ある時ロケに着いてこいと言われテッシュを一箱腋にかかえ(30代、ひどい花粉症で薬とテッシュは友達)ロケ車に乗り込みホテルに到着。 その時も薬と疲れでヘラヘラしてました。部屋に入るとテレビが100円(30分)玉を入れて見る仕様のようで早速お金を入れて見ていたのですが、すぐ100円玉が枯渇。両替機と飲み物がある自動販売機に行き両替してました。 会社の男の子が飲み物を買いにきていて「100円玉 すぐなくなるよね~」「そ・そうすか。。」「じゃーね」 収録は無事終わり。一週間後の飲み会の席で「そういえば皆100玉沢山用意して行くんだね さすが旅なれてる」と話しましたら 「テレビ30分100円は○○ビデオですよ」「はい?」「説明書あったでしょ」「何で言ってくれなかったの!」 「いや それぞれの好みがあるし。。そうなのかなーと思ってました」。。。 私の100円はどこに?? そ・そんなことよりひたすら○○ビデオ見ていたと思われた私は? あ``~あ~~ぁ'~
生まれつき心臓に疾患があるお子さん。 成人は胸骨を電気鋸で開けるのですが、メスで切開するんですよ。 それだけ小さく柔らかいということです。 心臓自体がピョコンと飛びだすように見えます。 拍動が速く小さい小さい心臓。 外科医はその心臓にメスを入れ粛々と手術を進めます。 がんばれーおチビちゃん! 親御さん達がきっと祈りながら待っているのだと思うと胸が痛みます。。。 後、10歳くらいのお子さん。麻酔導入している最中に涙がぽろっとこぼれるのを見て胸がしめつけられる思いがしました。 そりゃー怖いし不安だよね。。。 こんなに小さい時に苦労したのだから元気になって思う存分遊んで成長してほしいと心から願います。
手術室に入る前に術場看護師の方々と同じ部屋で手術室用の衣服に着替えます。マスクをしキャップをかぶり いざ収録へ。。。となる訳ですが着替えてしまうと誰が誰だかわからない。手術室の廊下で待っていたら 「あなた 何してんの 早く持ち場に入りなさい!」手術室看護室長さんに叱られてしまいました。 あわわっ 忙しく歩いてらっしゃるので説明をする暇もなく。。なんか「はい」と返事。 手術室に入った方 経験ありません? ドクターなのか看護師さんなのか一般なのかわからないんですよ。 カメラ囲んで集まっていると収録の人間達だわかるんですけどね~。5時間くらいの収録。 外科医も看護師さん達も立ちっぱなしで大変です。。。
心臓外科の超有名なドクターとビデオ編集をしていた場所が「馬券」を売っている大きなビルの地下でした。 もちろんドクターは競馬なんてご存知なかったようで何を勘違いされてか「へぇ~この上で馬が走ってるんですね」と。「いえ いえ そうではないんですよ。 その券を、、」と話した時にはすでにシナリオを真剣に読んでらっしゃったので説明終了。 都会の真ん中の大きなビルの上で馬が競争していると思ってらっしゃる。。ん~~かわいい。 もうお一人 心臓外科のドクター。 目がねをかけてらっしゃる先生でコンタクトの話になったとき「老眼用のコンタクト クルクル回ったらどうするんだろ?」というお話。 いえ いえ メガネレンズの下に老眼用にぺッと半分くっつけたものとは違いますよぅ~ もぅ~かわいいな~
最近のお若い方 何か顔が小さく手足が長いですよね~うらやましいというか。。 知りあいのご両親は普通なのにお子さんは違うんですよ。どういった遺伝子が働いているんでしよう?進化かしら? このまま顔小さいわ・手足長いわ が続くと未来は? むむむっと考えてしまいます。 私は目がふたつで鼻がひとつ 口がひとつであれば美人さんとかイケメンさんとかあまり興味ないのですが、 ヒラメ筋がきれいに発達して美しい足首とか骨格のバランスがすばらしいなどと、よく人間観察してしまいます。 私自身? 残念のかたまりですけどね。。
昔の社長(医学博士)はすんごいヘビースモーカーで1日80本くらい。それもタバコの根本まで吸うんです。 お酒は多少飲むようでしたが。。おまけにすごい偏食で「つぼ」にはまれば2か月くらい同じ食べ物を食べます。 たとえば餃子なら餃子を2か月くらい飽きるまで。ざるそばなら延々とざるそば。 おまけに風呂があまり好きではない。野菜がきらい。コーヒーに砂糖大盛2杯。運動が嫌い。 その社長と一緒に「癌にならないための12カ条」なるビデオを制作しました。 「これ守れば癌にならないんですかねぇ」と聞きましたら「んな訳ないだろ」「が~~んっ!」 社長は癌にもならず 長生きされました。変な話です。。 あれっ?秘密でしたっけ。。。?
イラストで使用しているソフトはイラストレーターとフォトショップ。たぶん皆さんもそうだと思います。 ただ。。。バージョンが超古い。おまけにPCが古い。 お世話になっている契約SEさんも「日本で使用しているの○ほさんくらいなもんですよ~~」と。 余計な機能もいらないし、バージョンアップするたびに起動が遅くめんどくさいので。 しかーし、お客様から送られてくるデータは最新バージョンなので若い子に「変換してチョ」と頼むのが心苦しい。。ゴメンネ。 「これがダメになったら引退しようっかな~」というと「会社に死ぬほどありますから、まだまだ はははっ」などと、 とんでもないことを言うSEさん。 どのくらい古いかって? いやだ。恥ずかしいから言えません。 こんなんでもイラスト描けるもんね。
先生お2人と4人で。 話が終わった後ご飯&飲み会。 お薦めのグラスワインで乾杯し、 料理は何だかカニの焼いたの(私は大衆酒場専門)が出てきました。ナイフとフォークを使い食べ始めた時に横にカニをほじくる棒?(私は大衆酒場専門)があったので「お使い下さい」とお渡ししたら「大丈夫ですよ。外科ですから」とナイフとフォークを動かしながらニッコリ!。ん~~~~~っ しびれるようなエスプリ。 次の飲み物を先生お二人が相談「これはイタリアのワインで....」「こちらは赤でスペインの..」と聞いたことないフレーズで選んでらっしゃる。。その内に「これはフルボディですね」とワインを注文。ワインをつがれて うん!うまい と飲んでいる時に(そうか。グラスワインでなくボトルという意味?)などと妄想。 「フルボディ?」とワインボトルの形を手で表したら「そーきましたか」笑い。もう一人の先生が「濃厚なワインという意味だよ」と教えてくれました。。 んっもぅ~。 トホホッ(しつこいけど私は大衆酒場専門)
健診。もちろん私も受けます。血液検査でのドクターとの会話。「お酒はどのくらい飲みますか?」「一年で400日くらい。。」「ほっほ~っ 肝機能もγも正常だし まっいいっか。。」(先生も飲むらしい)「まだ飲んでても大丈夫ですか?」「好きなだけどーぞ」(おおらかな先生)「先生 そんなことよりこの数値 これ HDLとLDL」「どれどれ あっ!HDL99 LDL88 なんと!すっごいバランスですね~」「んじゃなくて、なんと!両方ともぞろ目ですよ ぞろ目!」「。。。○ほさん瀬戸内海あたりの出身ですか?」(意味がわからなかったらしい)「いえ 新潟と静岡のハーフです」「そーなんですか 瀬戸内あたりの方だとこんな数値の方いるんですけどね~」「へぇ~~」「酒飲んでても長生きできるかも知れないですよ はっはっは」 もう少しぞろ目でつっこみたかったなー くだらない患者に付き合ってくださるチャーミングなドクター。 大好きな先生です。